USCPA 試験の勉強法

早いもので、USCPA の勉強を開始して4ヶ月も経ってしまいました。全然賢くなっていない気がするのはなぜでしょうか(苦笑)

いままでの4ヶ月を振り返ると、最初は、Gleim、次に Wiley、そして「通勤時間を使って米国公認会計士になれる本」さらに「USCPA 集中講義」と手を出してきました。他にも何冊か日本語の解説書を買いました。

いまになって、ようやく勉強法がわかってきた気がします。

Wiley の本文を読んで理解すること

身もふたもない話ですが、単にこれだけすれば十分な気がしてきました。日本語の本はたぶん「通勤時間」シリーズをざっと読むだけでいいと思います。まずあれで全体像をつかむ。「USCPA 集中講義」はやや中途半端です。あれを理解しただけでは合格点に達しませんが「通勤時間」シリーズよりずっと読むのに骨が折れます。あれを読むくらいなら最初から Wiley を読んだほうがいい。

しかしながら、実をいえば、Wiley の本文を読んで理解すること自体があまり簡単とはいえないのです。その簡単ではない理由もだんだんわかってきました。

  1. Wiley は英語(当たり前(笑))
  2. WIley はおそらく USCPA の参考書のなかで一番詳しく書いてあるが、それでも、ずいぶん端折ってある。テストに出る部分だけが強調されているため、学習対象の体系的理解がやや犠牲にされている。

1.は日本人である以上、仕方ありません。でも最近ちょっと英語を読むのが速くなってきたかもしれません。

2.はより重要な原因です。今回、税法を勉強していて、IRC や IRS Publication を直接見ることではじめて理解できた事柄がたくさんあります。特に税法はほぼ無限に複雑なので、きちんと書こうとすると、いまの Wiley の2倍の厚さになっても書ききれないくらいなんでしょう。そこで、Wiley には要約が書いてあるのですが、抽象的でさっぱりわからない。あれは、たぶん英語のネイティブスピーカーだって同じことでしょう。

ですので、Wiley を読んで理解できないときは、自分の頭を責めるより、Wiley を疑ってみた方がいいです。そのほうが気が楽ですし(笑)。税法に関して言えば、税法や IRS 解説の原典に当たりましょう。Wikipedia には、特定の税制措置の立法趣旨が書いてあることがあるので、理解が深まり、記憶しやすくなります。日本語の解説は(私のウェブサイトも含めて(笑))いい加減なことが多いので、あまり見ない方がいいでしょうね。なるべく英語で読むようにしましょう。

というわけで、これからは「Wiley + ネットでの調査」という形で勉強をすすめていこうと思います。