2010-03-09から1日間の記事一覧

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 非自発的変換

ある財産の破壊・盗難・収用などの理由により、その財産をやむをえず手放し、代わりに金銭やその他の財産を入手することを非自発的変換(Involuntary Conversion)と呼びます。このとき、原則として実現した利益はそのまま認識します(1年を超えて保有した事…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 同種財産の交換取引

同種財産の交換取引(Like-kind exchange)においては、原則として税法上の損益を認識しません。ただ、テストに出るのは例外のほうで、ややこしい話があります。まず同種財産の定義から。 事業用資産または投資用資産(個人使用目的の資産はダメ) 不動産は不…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 関連当事者取引による損失

関連当事者というのは、たとえば家族であれば、直系親族と兄弟、会社であれば、50%超を所有する株主と会社などの関係がこれに当たります。詳しい定義は教科書にゆずるとして、基本的に税務当局の見方は、「おまえら、別々の実体があるふりをしてるけど、…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 1250条資産の通常所得再捕捉

米国内国歳入法(Internal Revenue Code)の1250条は、減価償却を行う不動産の売却損益について規定した条項です。というと、基本的に建物が対象ですね。資産の売却益は原則としてキャピタルゲインになるわけですが、1250条は減価償却累計額の範囲で、その一部…