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Ruby で学ぶアメリカ税制 - パートナーシップへの現物出資

ようやく個人所得税の学習が終わり、パートナーシップ関係の課税について勉強できるようになりました。やったあ。パートナーシップというのは、2人以上のパートナーが出資して作られる営利の事業体です。会社の簡易版みたいなものと考えればいいでしょう。今…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 高齢者・障害者税額控除

高齢者または障害者向けの優遇税制です。以下 Wiley の記述に基づいて、話します。IRS Publication にはあたっていないので、細部で間違いがあるかもしれませんが、ご了承ください。Wiley では、障害者のための税額控除には詳しい記述がありませんので、高齢…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 慈善的寄付控除の上限

最近は、アメリカ所得税の項目別控除の話を調べています。どうも項目別控除は、IRS と納税者との熱い戦場の一つであるらしく、一つ一つの論点がかなり込み入っています。なんでなかなか話が先に進みません(というか自分の頭が悪いだけかもしれない)。今日…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 非自発的変換

ある財産の破壊・盗難・収用などの理由により、その財産をやむをえず手放し、代わりに金銭やその他の財産を入手することを非自発的変換(Involuntary Conversion)と呼びます。このとき、原則として実現した利益はそのまま認識します(1年を超えて保有した事…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 同種財産の交換取引

同種財産の交換取引(Like-kind exchange)においては、原則として税法上の損益を認識しません。ただ、テストに出るのは例外のほうで、ややこしい話があります。まず同種財産の定義から。 事業用資産または投資用資産(個人使用目的の資産はダメ) 不動産は不…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 関連当事者取引による損失

関連当事者というのは、たとえば家族であれば、直系親族と兄弟、会社であれば、50%超を所有する株主と会社などの関係がこれに当たります。詳しい定義は教科書にゆずるとして、基本的に税務当局の見方は、「おまえら、別々の実体があるふりをしてるけど、…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 1250条資産の通常所得再捕捉

米国内国歳入法(Internal Revenue Code)の1250条は、減価償却を行う不動産の売却損益について規定した条項です。というと、基本的に建物が対象ですね。資産の売却益は原則としてキャピタルゲインになるわけですが、1250条は減価償却累計額の範囲で、その一部…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 1245条資産の通常所得再捕捉

米国内国歳入法(Internal Revenue Code)の1245条は、減価償却を行う有形資産および無形資産の売却損益について規定した条項です*1。資産の売却益は原則としてキャピタルゲインになるわけですが、1245条は減価償却累計額の範囲で、その一部を通常所得として認…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 1231条資産の売却損益

米国内国歳入法(Internal Revenue Code)の1231条は、基本的に1年を超えて保有する事業用資産の売却損益について規定した条項です。原則として、このような資産の売却益は長期キャピタルゲイン、売却損は通常所得を相殺する損失として扱われます。教科書を読…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - キャピタルゲイン税額計算

前回の受贈財産の売却益の計算が案外さくっとうまくいったので、それに味をしめて、Form 1040 Schedule D を直接 Ruby で記述しようと試みましたが、いやあ、大変。やはり、各フォームの line レベルでプログラムに記述するのは大変ですね。考えるのが面倒な…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 受贈財産の売却益の計算

税制って本当にどうしようもなくつまらんですよね。「税制大好き!!あのクネクネぶりがたまらん!!」なんていう変態チックな方はまさかいませんよね?(笑)私は、税制は至る所に落とし穴があって、本当に嫌になります。このつまらない税制を少しでも興味…