試験第3日目、REG 終了

試験も早3日目となり、受験にもすっかり慣れてきました。今日の REG はいろんな意味でやや不可解でした。テストレット1は、順当に簡単に感じました。1つ2つ、知識が足りなくて解けない問題はありましたが、その他はいい線行ったのではないかと。ところがテス…

試験第2日目、FAR 終了

今日は FAR。2日目ということもあって、だいぶリラックスして受けることができました。やや油断していたのか、今日は耳栓を忘れてしまいました。会場の席に備え付けてあるヘッドフォン型の消音装置を使うこともできますが、やはり自分で持っていったほうがい…

試験第1日目、BEC 終了

今日、生まれて初めての USCPA 試験を受けました。科目は BEC です。ハワイでのテスト会場、Prometric Testing Center は、ワイキキと空港の中間の空港寄りの位置にあります。ワイキキを横断する 19 番または 20 番のバスに乗っていけますが、はっきり言って…

ハワイでの受験のため出発します

USCPA 試験受験のため、今晩、ハワイ・ホノルルに向けて出発します。 7月6日から、1日1科目、BEC, FAR, REG, AUD の合計4科目を受験します。今日の時点で、ついに勉強時間が1000時間を越えています。 FAR BEC REG AUD Total 346 79 384 197 1009 全4科目のWi…

勉強の進捗状況

現在の進捗状況は以下の通り。 FAR BEC REG AUD Total 320 64 342 157 886 記録漏れもありますから、確実に900時間以上勉強していると思います。 やれやれ。合格には1000時間かかると言われますが、やっぱりそうかもしれません。いままで勉強してつくづく思…

監査報告のカタチ

お久しぶりです。お元気でしたか?勉強のため、しばらくブログを休んでいたのですが、ブログを書かないというのもちょっと寂しいですねえ。というわけでブログを再開することにしました。Wiley の AUD は良く出来ていると思うのですが、いくつか致命的な欠陥…

適職診断 - 直観力に優れた私に向いている仕事は?

MBTI という有名な心理テストがあります。今日はこれをやってみました。socioarc | 性格テスト結果は以下の通りでした。 あなたのタイプ: ENFP(チャンピオン/理想主義者系) Extraverted(1%) - Intuitive(75%) - Feeling(62%) - Perceiving(44%) 適職(参考): …

REG 一応完了!

今日、Wiley の REG を読み終わりました。Wiley の1000問の MC をすべて解きました!!約2ヶ月くらいと、4科目のうち一番時間が掛かっています・・・。本文を全部読んで、一通りすべて理解していますから、あとは記憶を定着させるだけですね・・・。いま FAR…

教科書選びの大切さ

激しく勉強を続ける日々です。みなさんはお元気でしょうか。私は結局 Wiley に落ち着いてひたすら勉強しています。世の中には他にもいろいろ教科書があるようですが、Gleim の FAR と Wiley 以外は私は他の教科書を知りません。本当は一度手にしてみて、比較…

担保付取引

UCC Article 9 は担保付取引(secured transaction) について述べています。担保権は、債務者が設定し、債権者が取得します。債務者が不履行に陥った場合、債権者は、担保物件を取得し、それを売却して、その代金をもって債権の回収を行います。UCC Article 9…

勉強の進捗状況と今後の戦略

現在の進捗状況は以下の通り。 FAR BEC REG AUD Total 230 38 292 86 646 やれやれ・・・もう 700 時間近く勉強してるのね。しかも REG の勉強量の突出ぶり・・・。このうち半分くらいは個人所得税の学習に費やされた気がする。それでもまだ REG が終わりま…

厳格責任

厳格責任(Strict liability)は、たとえ過失(negligence)や悪意(scienter)がなくても、その人の行為の結果、発生した損害に対して責任を負うという立場です(過失や悪意をまとめて有責性(culpability) と呼びます)。コモンローでは伝統的に、少なくとも過失が…

米国統一商法典(UCC)

アメリカでは、ビジネスに関する法律の多くが、州レベルで定められています。たとえば有形動産の売買に関する法律は各州が定めています。こういう州の商法の雛形を提供しているのが、米国統一商法典(UCC)です。Uniform Commercial Code - Wikipedia, the fre…

詐欺防止法

英米法を採用している国々には、詐欺防止法(Statue of Fraud)があります。「詐欺防止」という名前はついているのですが、実際には、他者に契約違反の濡れ衣を着せて、契約を取り消したり、損害賠償を請求しようとする悪い契約当事者から、善意の契約当事者た…

1933年連邦証券法の登録義務免除

1933年連邦証券法の立法趣旨は、潜在的な投資家に対して、証券の発行に関する重要な情報の開示を徹底させることにより、投資家が投資の是非について賢明な判断が下せるようにしようというものです。(1929年のニューヨーク証券市場の大暴落の反省に基づいてい…

1933年証券法と1934年証券取引法

会計士が不法行為による賠償責任を負うケースとしては大きく分けて二つの場合があります。 コモンローによる責任 制定法による責任 コモンローによる賠償責任には、 契約違反 過失 詐欺 の3つがあります。制定法による賠償責任で有名なのは次の2つです。 193…

会計士が過失責任を負う相手は誰か?

あなたは USCPA で、A 社の財務諸表(F/S)を監査しました。実は F/S には重大な虚偽表示が含まれていたのですが、あなたはそれに気が付かず、適正意見(unqualified opinion)を表明してしまいます。悪いことに A 社はまもなく倒産してしまいました。問題の F/…

詐欺の成立要件

ついにあの憎き税法が終わり、同じ REG でもビジネス法に戻ってきました。普通の法律のほうが筋が通っているので学んでいてずっと楽しいですね。税法のカフカ的不条理はもううんざりです。今日は詐欺(fraud)の成立条件を考えます。D が P に対して詐欺を働い…

エッセイ - パートナーシップからの非清算的分配

所得税に関する SIM エッセイ。今回は「パートナーシップからの非清算的分配」です。課題は以下の通りです。 パートナー B と H は、経営するパートナーシップ M が、含み益を持つ C 社の株式を分配したとき、利益を認識しなければならないかどうか懸念して…

エッセイ - パートナーシップとパートナーの税務年度の関係

所得税に関する SIM エッセイ。今回は「パートナーシップとパートナーの税務年度の関係」です。パートナーシップとパートナーが別々の税務年度を持っていることがあります。パートナーシップの所得は、パートナーにパススルーされて、パートナーが確定申告す…

USCPA 試験の勉強法

早いもので、USCPA の勉強を開始して4ヶ月も経ってしまいました。全然賢くなっていない気がするのはなぜでしょうか(苦笑)いままでの4ヶ月を振り返ると、最初は、Gleim、次に Wiley、そして「通勤時間を使って米国公認会計士になれる本」さらに「USCPA 集…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - パートナーシップへの現物出資

ようやく個人所得税の学習が終わり、パートナーシップ関係の課税について勉強できるようになりました。やったあ。パートナーシップというのは、2人以上のパートナーが出資して作られる営利の事業体です。会社の簡易版みたいなものと考えればいいでしょう。今…

エッセイ - 災害盗難損失控除

所得税に関する SIM エッセイ。今回は「災害損失控除(casualty and theft loss deduction) 」です。原則として個人的費用というものは、控除の対象にならないのですが、その例外として、個人使用目的資産の災害盗難損失控除があります。課題は以下の通りです…

エッセイ - 医療費控除

絶賛好評中(?)の所得税に関する SIM エッセイ。今回は「医療費控除(qualified medical expenses deduction) 」です。 2009年1月、スミス氏は、心臓手術を受けた。費用合計は、$100,000 で、下りた保険金は、$82,000 だった。スミス氏は、残りの $18,000 …

エッセイ - 子供と被扶養者を世話するための税額控除

昨日に引き続き、所得税に関する SIM エッセイ。今日の話題は、「子供と被扶養者を世話するための税額控除(Child and Dependent Credit)」 です。 Green 氏は、扶養する一人の子供がいる。彼が働く間、子供の面倒を見てもらうため、ベビーシッターに $5,000 …

エッセイ - 住宅ローン利息の控除について

相変わらずしつこく、所得税を勉強し続けています。ようやくシュミレーションが勉強できるようになってきました。苦手意識はあるのですが今日は Wiley のエッセイ問題に取り組んでみました。設定はこんな感じです。 Cole 氏は、最近、CPA のライセンスを取得…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 子供と被扶養者の世話のための税額控除

子供と被扶養者の世話のための税額控除(Child and Dependent Care Credit) は以前話した通り、子育て支援の優遇税制です。親が外に働きに出られるように、世話に手間のかかる子供を世話するベビーシッターや家政婦を雇ったとき、その費用の一部を税額控除す…

Ruby で学ぶアメリカ税制 - 高齢者・障害者税額控除

高齢者または障害者向けの優遇税制です。以下 Wiley の記述に基づいて、話します。IRS Publication にはあたっていないので、細部で間違いがあるかもしれませんが、ご了承ください。Wiley では、障害者のための税額控除には詳しい記述がありませんので、高齢…

子育てを支援する税額控除

最近ようやく税額控除(tax credit)のところまで勉強が進みました。税額控除というのは、課税所得に税率をかけて、暫定的な税額を計算したところから始まります。基本的には暫定税額を直接どんどん引いていくだけなので、簡単なような気もします。しかし、一…

消極的活動

米国所得税法の独特の考え方として、消極的活動(passive activities)という概念があります。簡単にいえば「ある事業に対して、投資家ほど身を引いていないが、積極的に経営に参加しているともいえない」というような中間的な性格を持った活動のようです。消…